裁判にしようとも考えましたが
- 2021.02.10
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姉が横断歩道を渡っている時にダンプカーに轢かれてしまいました。左足首の複雑骨折で全治3か月、幸い命に別状はありません。加害者は2?3回病院に見舞いに来ましたが、「保険に入っていますので」ということで交渉相手になりません。保険会社の担当者と損害賠償の交渉を始めました。ところがこの担当者、ペラペラよく喋るだけで殆ど誠意が感じられません。交渉を始めてからどう対処すべきか考えてしまいました。いっその事裁判に持って行った方が良いのではないかとも考えました。私は会社で総務部を担当していた事があり、3回程裁判で問題を処理した経験がありました。会社の顧問弁護士と地方裁判所に通い証人として出廷した事もあったので普通の人よりも裁判に対する抵抗感はありませんでした。
たまたまその時期に会社の顧問弁護士が異動で契約が切れてしまい相談相手がおりません。交通事故相談所へ出向いて相談すると担当の弁護士を紹介してくれました。早速電話で話をしてみると、いかにも商売気丸出しの嫌な感じでした。成功報酬だの着手金だのとにかくお金の話しかしません。名前を聞いてみると新聞種になった事のあるあまり評判の良くない弁護士だと分かりました。依頼すべきかどうか時間をもらって考えたのですが、最終的には依頼はしませんでした。法外な報酬を請求されたら大変だと思ったのです。
その後の保険会社との交渉は少し作戦を考えました。裁判に持ち込むと言う考えをそれとなく話し、私自身の裁判経験を話しました。すると担当者の態度がガラリと変わりました。賠償の基準や内容を詳しく説明するのです。「自賠責基準」「裁判基準」などの賠償基準があるそうで金額が相当違うとまで説明するのです。最終的には示談で処理しましたが、比較的納得のいく金額で処理することが出来たと思います。
交通事故の賠償請求は高額になる場合は裁判にした方が良いと思いますが、弁護士は慎重に選んだ方が良いと思います。