一般の弁護士では対応が難しい相手だった

NO IMAGE

家族が事故に遭った時のことで、他の案件ではお世話になっているのでその弁護士が悪かったわけではないのですが、何しろ相手が悪かった体験です。

相手が車から出る際の後方確認不足で、横を通り過ぎようとした家族が急に開けられたドアに衝突。

倒れた衝撃で脳震盪、脳内出血で一時的に命の危険にまでさらされました。

しかし相手は車から出ようと思ったら、転んでいたので助けただけだと言い張りました。

その上、地域の議員や自治体にかなり貢献している企業の社長ということで、警察も何かしらの力が働いているとしか思えない対応です。

一般人では正当性が主張できないと思い、お世話になっている弁護士へ相談しました。

ですが、さすがに相手が悪かったのか、弁護士も他の案件に比べて明らかに動き悪い。

相手との交渉にしても、その結果報告にしても、連絡のない時間がとても多かったように感じます。

結局証拠集めも、警察への訴えも、家族が駆けずり回り、様々な人(相手の企業の同業者、警察OB等)に協力をお願いして、相手に非を認めさせた形です。

最終的には弁護士も勧めましたので和解という形で相手から和解金は払ってもらいましたが、後に聞いた話ではこのような場合は相手の不正を明らかにして、正当な金額(慰謝料込み)を支払わせるため、裁判にした方がよかったとのことです。

恐らくですが、弁護士としてもできるだけ早く手を引きたい案件だったのでしょう。

家族が動き回ったことを考えると、働きに対して弁護士費用は高くついたという印象です。

今になって思うと一般の弁護士ではなく、公務上の不正に強い弁護士でないと対応が難しい相手だったのだと思います。