餅は餅屋に、交通事故は弁護士に
- 2018.11.12
- 古賀
踏切前で停車している時に、後ろから追突されてすぐに救急車で運ばれました。首を強く打ったようで、左側の手足に力が入らず、即入院といわれました。翌日「頚髄損傷」と診断されました。最悪、半身不随になったり、障害が残ると医者から言われました。
しかし、入院して数日後に左半身の麻痺が奇跡的に回復したため、加害者の保険会社は「頸椎捻挫(むち打ち症)」という軽傷の扱いで済ませようと入院代や通院代の支払いを渋り出しました。1か月の入院後も通院が必要でしたが、通院にかかる費用や交通費も色々な理由をかざしてきて支払えないと言う始末でした。病院の医師も三者面談に応じてくださり、加害者の保険会社に私が「頚髄損傷」だと説明してくれましたが、医師の診断も無視する次第でした。
そこで、最終的に弁護士にお願いして、事故で生じた病院の費用、薬代、交通費、また慰謝料を加害者の保険会社に請求することになりました。中学時代の同級生のお父さんが弁護士だったので、卒業アルバムを頼って弁護士事務所に連絡しました。引き受けて下さるとのことで弁護士の先生に会いに行き、状況を説明したところ、2つ返事で「大丈夫です」と心強い一言をもらいました。
そこからは弁護士に言われた必要な書類を提出しました。医師の診断証明書や病院の入院、通院費の領収書やタクシー代の領収書や会社に休職証明書を発行してもらい、郵送しました。その後、特に連絡はなかったのですが、半年後に連絡があり、裁判所へ三者面談に出向くので一緒に来て下さいと言われました。
当日は私、弁護士と加害者の保険会社の担当者と裁判員の4人で裁判所の会議室で面談しました。弁護士が「示談金としてこれだけのお金を請求します。」と言ったあとに裁判員が「裁判所も妥当な金額だと考えます。支払うように」と一言言い渡し、保険会社の担当者は「わかりました。社に持ち帰って検討します。」と言い、その日は終わりました。
また3か月後ほどに再度同じような招集がかかり、今回は加害者の保険会社の担当者が「支払います。」と言い、裁判員の方から「良かったですね。お大事にしてください。」と言われ、あっという間に示談になりました。払われた示談金から10%を弁護士料を払いました。素人なので保険会社がバカにしてきている感じが明らかでした。保険会社の言いなりになって泣き寝入りしなくてよかったです。やはり専門家に頼むのと安心です。今後も何かあったら弁護士を頼ろうと思います。